トランプ氏も受けた認知能力検査とは?
トランプ氏が受けた認知能力検査とはどんなものなのか、開発した企業を訪ねました。
樫元照幸 記者
「これがトランプ前大統領が受けた認知能力テストです。アルファベットや数字、図形、そして動物のイラストなどが書かれています」

「MoCA」(モカ)と名付けられたこの検査は、認知症など認知機能障害を判定するために、日本を含む世界の多くの国で使われています。
MoCAを開発 ナスレディン医師
「記憶力だけでなく集中力や注意力、脳の実行機能も調べることができます。アメリカ神経学会は、60歳になったら症状がなくても、MoCAのような検査を毎年受けることを勧めています。

検査は、臨床心理士などと一対一で行います。記者が実際に受けてみました。

「文字・数字の順に小さいものから 線を引いて下さい」

「時計にすべての数字を入れて、11時10分を示してください」

「100から7を引いて、その数から7を引き続けて下さい」

こうしたやり取りを10分ほどかけて行い、検査は終了。
アメリカメディアによると、トランプ氏は満点だったといいます。
普段は医療現場で使われている検査がアメリカの大統領選で焦点となっていることについては…
MoCAを開発 ナスレディン医師
「認知能力が話題に上ることはとても良いことだと思います。権力を持つ人たちが、精神的・肉体的、そして認知的に健康であることは、重要なことだと思います」