地域の若手として体力仕事に汗
山口県長門市出身の林さん。ちょうど1年前に、東京から山陽小野田市に移住してきました。年齢は60歳。人口は84人、平均年齢が63歳の川上地区では若手です。就任当初から草刈りや柵の取り付けなど、体力仕事に率先して取り組みました。

林さん
「何でも屋ですよ、まずは。まずは一人の人間として、あ、この人来てくれてよかったなっていう純粋なところから始めないと、信頼関係なんて作れないですよね」
地域の声拾いロゴを作成
住民と関わりながら「困っていること」や「要望」を集め、それをもとにいろいろな取り組みを始めました。そのひとつが、店のいたるところに見えるこちらのロゴ。4月に完成しました。東京にある高等専修学校「東京表現高等学院MIICA」に呼びかけ、作ってもらいました。

林さん
「普通、一般常識だと90人の地区のためにロゴ作るっていう発想はないと思うんですけど、ぼくはとにかく地域ブランディングを念頭に置いて動いているので、逆に90人しかいないことを強みにすることを考えています」
ロゴは、店の人気商品のひとつ、農産加工グループ「ゆめ農房川上」が作るもちのパッケージにも使われています。

川上地区農産加工グループゆめ農房川上・松尾恭子さん
「今から徐々に浸透していくんじゃないかなと思うんですけど。林さんの活動はとてもいいことだと思いますね。私たちも活気づくしね」
地域住民も林さんのアイデアに期待
住民に活動の様子を知ってもらうため「川上通信」を定期的に発行。全世帯に配っています。林さんと一緒に活動するのは「川上ゆめプラン協議会」の山本晃会長です。

ゆめプラン協議会会長・山本晃さん
「林さんはすごいアイデアマンなので、いろんなことを出されるので、できるだけ具現化して地元に反映したいなと思って一緒にやってます。地元の人間としてはやはりすごく保守的な地域なので、カンフル剤といいますか、え、そんなことできる?っていうようなことを言い出すので、楽しいですよ」