やっかいな害虫の筆頭、と言えばシロアリです。
この時期【画像①】のような翅(はね)アリが飛ぶことがあり、見かけたら注意が必要です。(※「ムシ」や「密集」が苦手な方は画像に注意してください)
害虫駆除の専門家、東洋産業の大野竜徳さんによると、「翅アリが飛んだ」ということは、そこに3年くらいはいたはずだというのです。

まず敵を知ることが重要です。東洋産業の大野竜徳さんに、「シロアリの特性」を聞きました。
ー「翅のある黒いアリ」とは。。。黒いのに「シロアリ」なのですね。
(東洋産業 大野竜徳さん)
「ヤマトシロアリです。春先に大量に飛ぶ翅アリで、この子たちは将来できる巣の『女王』や『王』になります。雨上がりのさわやかな明るい午前中~お昼くらいにかけて飛び立ちます」
「シロアリという名前なのに黒いのは、まだ涼しい時期にしっかり太陽の光を浴びて体を温めるのと、紫外線で体にダメージを受けないために、真っ黒い体をしているのではないでしょうか」
「一方、女王と王以外のシロアリは、一生お日様に当たらず、暗くてじめっとしたところで一生を過ごします。だから職蟻(しょくぎ:働きアリ)や兵蟻(へいぎ:兵隊アリ)たちは、つるんとした体で乳白色、まさにザ・シロアリです」