東日本大震災で被災した地域を回り、ボランティアで音楽を届け続ける岩手県宮古市の女性3人グループがいます。フルートとバイオリン、キーボードが織り成す美しいメロディーを通して3人が伝えたい思いとは。

東日本大震災の発生から13年3か月となった6月11日。
宮古市の高浜地区で演奏会を開いたのは、市内を拠点に活動する音楽グループの「Grazia(グラツィア)」です。

メンバーはフルートの野崎千賀子さん、バイオリンの小松智佳子さん、そしてキーボードとボーカルの小野寺智子さんの3人。
宮古市内の小学校の音楽の特別授業にそれぞれ講師として招かれたことがきっかけで2005年にグループを結成し、震災直後からは岩手県内の被災地を回って音楽を届けています。