斉藤さん、第二の人生は…
5月22日、斉藤さんの姿は仙台市内にありました。向かった先は青葉区一番町にある障害者福祉事業所「アート・インクルージョン」。アートをもとにしたグッズ販売、イベント開催など障害がある人たちに働ける場を提供しています。
実は、斉藤さん、この事務所からイベントで駄菓子店出店の手伝いを依頼されていました。
斉藤ノブ子さん:
「元ハトヤ、斉藤ノブ子です。よろしくお願いします」

この日は、打ち合わせ。イベントで駄菓子店のリーダーになるのが、たかピーさん(49)です。記憶や言語などの脳機能の一部に障害があります。

アート・インクルージョン たかピーさん:
「母方の叔父、叔母も駄菓子屋をやっていた。懐かしいなと思って、最初はハトヤに行っていた。ハトヤのおばちゃんを見ていたら、私も(駄菓子屋を)やってみたいと思うようになった」
たかピーさんはハトヤが好きで、斉藤さんの子どもに対する気持ちに共感し、その気持ちを引き継ぎたいという思いで駄菓子店の出店に至りました。

斉藤ノブ子さん:
「やっぱり、5月6日の閉店の日を迎えるにあたって、声がちょっと出なくなったり、だいぶ疲れたんですけど、もう全然今、アート・インクルージョンさんのお誘いを受けてからまた元気になっちゃって。第二の人生でやれるんだっていう気持ちですよ」