多くの自治体で教員採用試験が行われた6月15日~16日。実は今年は、例年より1か月ほど前倒しして行われました。その理由は?
教育実習の現場を見て、一般企業への就職に考えを変える学生も

週末(6月15日~16日)に行われた、公立学校の教員採用試験。2023年度の受験者数は12万1132人と、減少の一途を辿っています。
なぜ、若者の教職員離れは止まらないのでしょうか。長崎県の教育委員会は、教育学部に通う学生との意見交換会を開催。“教員の働き方”について、どんなイメージを抱いているか尋ねると…

学生
「『残業が多いのかな』というのと、仕事を(家に)持って帰ってしていることが多いというのを聞いて大変だなと」
「自分自身の時間がなさそうというイメージがある」
「人生設計が立てづらいなと思って。女性だったら出産や結婚があると思うから」

長時間労働の一因となっている、部活動については…
学生
「部活は中学生にとって学校生活の一部だし、それに教員が積極的に関わっていくというのは当然のことかなと思うが、私生活にまで関わってくるところなので、そこは考えていかなきゃいけない」
さらに…

学生
「長時間労働で大変だから、一般(企業)を考えようかなとか、最近結構動き始めている友達がいたり」
教育実習の現場を見て、一般企業への就職に考えを変える学生もいるといいます。こうした不安を解消するためには、何ができるのでしょうか。