新幹線のお医者さんとも呼ばれるドクターイエロー。老朽化して、来年1月以降に引退することがわかりました。ドクターイエローは、線路や電気設備の「健康診断」をするため走りながら検査する列車で、走行速度はお客さんを乗せている状況とほぼ同じ時速約270kmです。

1か月に3回だけ走行し、そのダイヤは非公開、ということもあって、ファンの間では「ドクターイエローを見ると幸せになれる」とも言われています。

JR東海によりますと、東海に所属するT4編成は来年1月で検測走行を終了して引退します。

JR西日本によりますと、西日本に所属するT5編成は、2027年以降をめどに検測を終了する予定です。

2台が引退した2027年以降は、JR東海の持つ営業車両に検測機能を持たせて行うということで、容姿が黄色い新幹線は、将来見納めになるというのです。

JR社内でも乗れる社員はほんの一握りというレアな列車を、MBSニュースは22年秋、特別に車内を取材させていただきました。