円安が追い風 中野区の物件と同等の空き家…スウェーデンなら「1億円ぐらい」
良原キャスター:
今まさにこの空前の空き家ブームともいえるかもしれません。

外国人の不動産購入を支援するジヴさんによると、「3~4年前と比べて円安。今が買い時」だということです。
為替を4年前と比べると…
2020年6月 1ドル:約108円 1ユーロ:約121円
2024年6月 1ドル:約156円 1ユーロ:約169円
と、ショックを受けてしまう数字です。
2024年4月に開かれた外国人投資家向けのセミナーには、参加者80人以上が集まったといいます。

アントンさんは、東京・中野区の駅徒歩5分、築53年の物件を約2000万円で購入しましたが、スウェーデンで同等の空き家なら「1億円ぐらい」するということで、「自分の国では家を買えないのに、日本ではできるのがジャパニーズドリームかも」と話しています。
産婦人科医 宋美玄さん:
地震が少ない国だと築何百年といった家屋でも価値がずっと保たれていたりしますが、日本では耐震基準が年代ごとに変わるという特性もあります。(耐震性も)リノベで補強できると良いと思います。
海外の人が空き家をうまく利用してくれるのであれば、問題も解決して良いのではないかと感じます。
井上キャスター:
物件を買うだけで住むことも賃貸に出すこともなく、値が上がるのを待つという投機的な買い方をする人もいるようです。
何か規制をかけないと、日本人が買えずにどんどん高騰して、外国人ばかりが買うということになりかねません。
産婦人科医 宋美玄さん:
町が寂しいままになってしまっては悲しいです。
ホランキャスター:
空き家になっていると治安も悪くなるといいますから、買いたい人と家とのマッチングがうまくいって良い方向になると良いですね。
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<プロフィール>
宋美玄さん
産婦人科医 2児の母
女性の健康などのテーマを発信し、女性の性に関する著書が人気