愛娘亡くした父「2度と悲しいことが起きないよう…」
群馬県高崎市の事故を受けて、隣の富岡市では先月…

記者
「今、こちらの第4種踏切では、出入り口を封鎖する工事が行われています」
群馬県は県内74か所にある「第4種踏切」を2029年度末までに廃止するか、「第1種踏切」に改良する方針を明らかにしています。
ようやく動き出した対策に、娘の姫星愛さんを亡くした訓さんは…

渋沢訓さん
「娘が亡くなって、世の中的に第4種(踏切)は危険っていう周知はできたと思うんです。そのきっかけはできたんです。第4種踏切がなくなることをまず第一に、二度と悲しいことが起きないように全国に広めて進めていってほしいです」
繰り返される事故「社会の知恵を集めて解決していくことが大切」
小川彩佳キャスター:
第4種踏切は年々減りつつあるということですが、廃止するにはやはり様々な課題がある。ただ、命が失われている中で放置していいというわけでは決してないと思います。

株式会社QuizKnock CEO 伊沢拓司さん:
事故は心が痛みますが、一方で、地方のお金のない鉄道会社が地域住民・ステークホルダーと協議をしながら設置を進めていくというのは、1台1500万円という金額を考えても相当難しいですよね。
経済合理性のないところには、学問の力や研究の力が生きてくる部分もあるのかなと思うので、鳴らされた警鐘を無駄にしないためにも、社会のいろんなところにある知恵を集めて解決していくということが地道ながら大切になってくるのかなと思いますね。
==========
<プロフィール>
伊沢拓司 さん
株式会社QuizKnock CEO
東京大学経済学部卒
クイズプレーヤーとして活躍中