プロ、教員、それぞれの道へ
宮浦選手はプロの世界に、長田さんは教員の道に進み、長田さんは現在、菊陽中学校の女子バレーボール部で監督を務めています。

菊陽中女子バレーボール部員
「身近に宮浦選手と仲の良い人がいるということで、すごく実感が湧いています」
宮浦選手のような日の丸を背負う選手とともにプレーした経験を中学生たちに伝える一方で、選手たちの心を掴むことも大事なようです。
部員
「『マブダチだ』って、『俺はマブダチだから~』みたいな」
「宮浦選手と映画を見に行ったと聞きました」

長田さん「宮浦選手や他の選手もそうですが、鎮西高校で高いレベルで3年間を過ごして、私も学ぶところが多かった。どうやったら子どもたちに伝わるのかなと、日々考えながら、“伝え方”は努力しています」
――その入口として宮浦選手と映画に行った話を?
長田さん「(笑)まずは仲良かったところから伝えようと」

テレビへ送る熱視線
長田さんは、きのうのドイツ戦を自宅で観戦しました。
長田さん「一応チケット申し込みしたんですけど全部外れちゃって…。健人に頼もうかなと思ったんですけど」
日本は第1セットを奪った後の第2セット終盤。宮浦選手がワンポイントブロッカーとして投入されます。
長田さん「おっ! 早いな」「きたきたきた」

しかし、体格で勝るドイツです。宮浦選手を含む3枚ブロックでもスパイクを止められず、日本は第2、第3セットを連続で落として後がない状況になります。
追い込まれた日本でしたが、第4セットを奪い返し最終第5セットへ。髙橋藍(たかはし らん)が後ろからのトスをアタックすれば、キャプテン石川祐希(いしかわ ゆうき)がサービスエースを決め、日本がフルセットの激闘を制しました。
■試合終了 日本 3-2 ドイツ
「チャンスがあれば活躍してくれる」
きのう宮浦選手に得点はありませんでしたが、長田さんは、同級生の活躍を熊本で待ち望んでいます。
長田さん「ワンポイントで難しいポジションだと思いますが、出たらちゃんと仕事をしてくれる選手なので。チャンスがあればどんどん活躍してくれると思うので、応援したいと思います」
