まだ5月なのに最高気温が30℃を超える夏のような日も増えてきました。これから梅雨のシーズンになり、蒸し暑い日が待ち受けています。エアコンを使い始めた人も多いと思いますが、気になるのは「電気代」。これからの季節に役立つ“節電術”を解説します。
エアコンがついているのになんだか涼しくならない・・・
そんな時、あなたはどうしますか?
〈1〉設定温度を1℃下げる
〈2〉風量を強にする
どちらの方が冷えて、かつ節電になるでしょうか?
恵俊彰:
「強」にする。僕の中で節電よりも「冷える」で考えました。
コメンテーター 関根麻里:
「強」だと電力使いそうなので、1℃下げた方がゆっくり冷えるのかな?
調べてみると、意外と誤解の多いエアコン節電術。
電気代の値上げで夏の明細が恐ろしい!という人、必見です。
【検証】冷えるのはどっち?

空調機器メーカー・ダイキン工業株式会社の重政周之さんと、マンションのリビング(約20畳)で実験します。
▼設定温度:26℃
▼風量:自動
この状態から【1℃下げた場合】と【風量を強にした場合】それぞれで15分間つけっぱなしにします。
まずは体感温度です。
【1℃下げた場合】
飯田リポーター
「急に涼しくなったという感覚は正直ないかな・・・」
【風量を強にした場合】
飯田リポーター
「風が勢いよく出てきました。体感として涼しくなったと感じたのは風量を強くしたときです。」

サーモカメラで比較しても、【風量を強にした場合】の方が飯田リポーターの体の表面温度が下がり、室内の床や壁も冷えているのが分かります。
ダイキン工業株式会社 重政周之氏:
(風量を強くすると)部屋の中の空気がしっかり攪拌される状態になりますので、涼しく感じたのではないかと思います。