エアコンは「1℃下げる」よりも「風量強」が安い

家庭における電気の使用割合ベスト3は、▼1位:エアコン▼2位:照明▼3位:冷蔵庫。(※令和5年6月 経産省資源エネルギー庁データより)
この消費電力量1位のエアコン、ちょっとした使い方で、節電できるんです!
庄子家では、リビングや寝室、子どもの部屋など全部で5台設置しているそうで、取材した日の設定温度は、24.5℃。「子どもがすごく汗をかいていたので、一時的にエアコンの温度を下げた」とのこと。
ここに節電ポイントが!

一時的に部屋を涼しくしたい時、【設定温度を1℃下げる】 or 【風量を「強」にする】。どちらが節電になるのか…
午後1時から3時の2時間使用した場合で電気代を比較すると、
【設定温度1℃下げ】⇒約35円(消費電力1.13kWh)
【風量「強」】⇒約16円(消費電力0.52kWh)

※ダイキン工業HPより 電気代は31円/kWhにて算出
※公益社団法人 全国家庭電気製品公正取引協議会 電力料金目安単価 31円/kWh[令和4年7月改定]より
一時的に部屋を涼しくしたい時は、風量を強くする方が断然安い!
設定温度を下げて空気を冷やすよりも、風を強くする方が電力がかからないため、電気代が約半分ですむんです!
節約アドバイザー 和田さん
「(設定温度を)1℃低くすると、消費電力が10%増える。設定温度は極力控えめにするのがいい」
扇風機を併用するのも重要なポイント。

エアコンの冷気が溜まりやすいのは、部屋の対角線上の床。そこに扇風機を置いて、人がいる場所に風を送ると部屋がむらなく涼しくなるといいます。