ネーションズリーグ、第2週・福岡ラウンドから石川・髙橋が参戦
すでにパリ五輪出場権を獲得しているバレーボール男子日本代表は、強豪セルビアにストレート勝ちを収めるなどブラジルで行われた第1週を3勝1敗で終えた。イタリア・セリエAでプレーしていた石川と髙橋は第1週には参加せず、4日から始まる第2週福岡ラウンドから合流する。
近藤:ネーションズリーグへの意気込みを石川選手から伺ってもいいですか?
石川:最初の1週目に出られていないのは、ちょっと残念ではありますけど、2週目、3週目としっかり勝ってファイナルに進出して、目標である昨シーズン以上の成績を収めたいと思います。
髙橋:自分自身も2週目からの参加になるので、そこに対してしっかりと準備をしていかな
いといけないですし、本当にネーションズリーグが、この先のオリンピックにもすごく関わってくると思ってるので、このネーションズリーグでしっかりと去年以上の成績を目標に頑張りたいなと思いますね。
昨年のネーションズリーグでは国際大会で46年ぶりのメダルとなる銅メダルを獲得した男子日本代表。五輪では52年ぶりの悲願のメダル獲得を狙う。
近藤:「メダルをとれるように頑張る」って言ってたときから「メダルをとる」っていうふうに変化したときって、いつからなんですか?
石川:去年くらい?去年の目標は「ベスト4」だったよね。「メダル」って多分言ってないと思うので、そこでメダルをとってからちょっと僕たちの考え方も変わったし、自信もついたし、「メダル」っていう言葉を、「メダルをとる」っていう言葉を発しても違和感がないというか、恥ずかしくないようになったのかなとは思いますね。
近藤:そしていよいよパリ五輪も近づいてきましたが、このパリへの目標と意気込みを一言でお願いします。
石川:メダル獲得です。
髙橋:メダル獲得ですね。
近藤:そのためにどういうところをこれから続けて、どういうふうに変えていきたいっていう部分はありますか?
髙橋:僕の中で今言える目標としては、メダル獲得なんですけど、去年ネーションズリーグで3位になって、その景色を見た中で、そこに対してのイメージっていうのが今の日本代表は持てていると思う。僕もそうですけど、決勝を世界大会では経験したことがない。やっぱりその決勝にネーションズリーグで行けるか行けないかっていうところで、オリンピックの目標が、メダル獲得よりもさらに金メダルであったり、銀メダルの意識とかイメージが持ちやすいと思う。だからまずはネーションズリーグでしっかりと決勝の舞台に行く。そこのイメージを持つことがオリンピックに対してしっかりと明確に目標を作れるのかなと思います。
石川:僕も重なりますね。オリンピックでメダルっていうのは、やっぱり銅メダルを国際大会でとった1回の経験があるのでイメージはできますけど、その先の金、銀はイメージがまだできてない状況ではある。そこをイメージできるようにするためにも、目標を具体的にするためにも、このネーションズリーグで決勝に進むっていうことが一つ大事になる。そのイメージを掴むために、パリ五輪で結果を出すために、このネーションズリーグでは絶対にまず決勝に進出して、昨シーズン以上の成績を収めることがとても重要だと思います。