バレーボール・男子日本代表の石川祐希(28)と髙橋藍(22)がネーションズリーグ第2週の福岡ラウンド(4日開幕)からチームに参戦。合流を前に対談した二人に、今の日本バレーの強さを聞いた。さらに髙橋は、石川の“マイペース”な一面を明かした。

世界最高峰・イタリアセリエAでプレーした石川・髙橋

今季はイタリア・セリエAでプレーをした二人。石川(ミラノ)は自身9季目でチームの最高順位となるプレーオフ3位、3季目の髙橋(モンツァ)はチーム史上初となる決勝進出を果たし、エースとして準優勝に導いた。

近藤夏子アナウンサー:シーズン中はお互いに活躍していることは気にしていたんですか?

石川祐希:気にはしてます。

髙橋藍:結構連絡してましたよね。祐希さんは「調子よかったね」とか言ってましたよね。

石川:怪我したときとか、「やった?」って(笑)「グキッていってたな」みたいな感じはありました。

髙橋:「結構ひねったな」みたいな。

近藤:お互いセリエAで2人でやってるっていうのは心強いものだったんですか?

石川:そうですね。同じ日本人として、イタリアというトップリーグで戦うのは多くないので、すごい励みや刺激になってましたね。

髙橋:石川選手がイタリアでやられてるっていうところで、何でも聞いたり、イタリアのシーズンが始まる前も石川選手に聞いていたので、本当に心強いですね。

近藤:プレーオフのスパイクの得点ランキングは石川選手が1位(205得点)、そして髙橋選手が3位(184得点)という結果でしたが、ご存知でしたか?

石川:知らなかったです。

髙橋:すごくないですか?しかも1位(石川)、2位(F.レガース、201得点)がどちらもミラノの選手で、その中で石川選手が1位をとってるって、それだけ信用されてるんだなと思います。

石川:僕が得点を取っていたっていうのは嬉しいですし、同じ日本人がこういうランキングに2人いるっていうのは素晴らしいことだと思います。日本人の評価はやっぱり上がるんじゃないかなと思いますね。

近藤:髙橋選手は自身の結果を振り返っていかがでしょう?

髙橋:非常に嬉しいですね。それだけ託されるようになってきたんだなっていうところも見られますし、日本人選手で自分も認められるというところに、こういう結果は大事になってくるんじゃないかなと思います。

石川は来季からイタリアの強豪ペルージャへ、髙橋は3季過ごしたイタリアを離れ、兄・塁と同じ日本のチーム、サントリー・サンバーズへ移籍することが決まっている。