駅員の“高速切符切り” 切った痕にそれぞれの特徴

加藤キャスター:
まずは、駅改札での「切符への切り込み」です。1992年のJR高田馬場駅の映像では、駅員がハサミを常にカチカチ動かしています。ただ、切符に切り込みを入れるのはほんの一瞬だということなんです。

当時のインタビューによりますと、この駅員さんの改札での業務歴は6年。この方も含め、当時は自分は名人だと思いながら仕事をしていたという人が多かったそうです。

切符へ切り込みを入れるハサミは「改札鋏」といって、切った痕に特徴があります。「鋏こん」という痕がつけられるんですが、それぞれの駅にそれぞれの駅の「鋏こん」があります。駅員はこれを覚えていって、キセルの防止などに役立っていたということなんです。