【名古屋市「市民の声」より】
Q.ラーケーションの導入について
名古屋市では導入しないとのことですが、取得できる家庭と取得できない家庭で差別を助長する、不公平感が生まれるという理由は本当でしょうか?現在、コロナ禍では欠席理由をわざわざ子どもたちに言わないし、子どもたちも聞いてはいけないと指導されています。そもそも、取得する・しないは、家庭の教育方針ですし、差別意識、不公平感は生まれないのではないのでしょうか?土日に休みの方のみではありません。平日休みの親御さんもたくさんいます。そういった方が子ども達と旅行や外出できない事の方が問題だと思います。

A.「ラーケーション」につきましては、欠席理由を「聞く」「聞かない」ではなく、ご家庭などの様々な事情で、「とれる子」と「とれない子」が生じるので、公平性に欠けると考えます。学校生活等で話題になったとき、「とれない子」がその様子をどのように感じるのかなどが懸念されます。
 名古屋市教育委員会では、「休み方改革」の全体的な趣旨については理解しております。保護者から旅行や外出などで休む申し出があった場合は、これまで同様「家事都合」の欠席扱いになります。「家事都合」の欠席により児童生徒が不利益になることはありません。
(以上、名古屋市「市民の声」より)

公平性、そして学習進度など課題もありますが、家族の時間確保や休み方改革が期待される「ラーケーション」。
今後、全国でさらなる広がりを見せるのでしょうか?