全国でクマによる人の被害が相次いでいることを受けて、鳥取県は、銃猟免許を持つ県職員によるガバメントハンターの対策チームを結成。来年春以降、緊急時に即応できる体制を整備することにしました。

鳥取県 平井伸治知事「心配なのは冬眠明け以降」「県も市町村の応援にまわろう・・・」

鳥取県内でのクマの出没は、2025年は、18日までに79頭と、前年・前々年と比べ大きく減っていますが、全国でクマによる人の被害が相次いだことを受けて、体制整備を急ぐことにしました。

ガバメントハンターのクマ対策チームは、銃猟免許を持つ県職員で構成し、体制拡充のため、今後専門職員の採用も検討していくことにしています。

県内各市町村の対策を応援するのが、対策チームの役割で、緊急銃猟への協力や若手ハンターの育成などを担います。

また、弾丸など必要な資機材の準備や射撃訓練も進めることになります。

県内でのクマ対策としては、市町村に協力してくれるベテランハンターの確保や狩猟免許試験の追加実施に加え、市町村でのマニュアル作成の支援や撃退スプレーや檻といった備品の整備などが課題となります。