補助金活用で費用ゼロも!“低コスト工法”
耐震リフォームはしたいけど、費用が…という人も多いはず。
リフォーム産業新聞の福田さんによると、「住宅にもよるが耐震リフォームで300万円、400万円かかるケースもある」とのこと。
そんな中、注目されているのが低価格で工期も短い、「低コスト工法」。
ポイントは“壊さないリフォーム”です。

耐震リフォームといえば、天井と床を解体して、壁をしっかり補強するのが一般的ですが、天井や床の撤去・復旧に手間とコストがかかります。
しかし低コスト工法では、天井や床はそのまま。
壁に合わせた合板を上から何枚も貼って補強していく工法で、枚数を増やすことで、天井を壊す工事よりも強度が高くなるといいます。

しかも、天井や床の解体がないので「費用も150~200万円ぐらいに抑えられる」と、低コスト工法の開発メンバーの一人、名古屋工業大学の井戸田教授は話します。
さらに…
名古屋工業大学 井戸田教授:
「行政が出してくれる補助の対象になっている県が西日本を中心に20県以上あります」
実は多くの自治体で耐震リフォームには100万円以上の補助金が出ます。
高知県では、低コスト工法でリフォームした多くが、補助金のみで済んだとのこと!
高齢者が多く、古い家屋が密集している住宅街への活用も期待される技術なんです。