2軍の佐藤選手は「自分ではい上がってこなきゃいけない」
―――また、現在2軍の佐藤選手について岡田監督は『打てなくても悔しがる姿とかを…』と、成績以外での振る舞い方も大事ということを述べていました。
「僕は、佐藤なくして連覇はないと思います。この無期限の2軍での調整というもので、佐藤自身が自分ではい上がってこなきゃいけないと思うんですよ。どろんこになってですね、汗をかいて、それでもう1回1軍に戻る。そういう姿勢を岡田監督に見せることが、連覇への大きな鍵になるんじゃないか」
―――掛布さんがもし指導者だったら、佐藤選手にはどんな言葉をかけますか?
「どろんこにさせますね。頭を空っぽにさせてあげたい。何も考えずに白いボールだけを追いかけろと。白いボールだけ打てと。原点に戻してあげるための、体にある汗というもの全部出させてあげるくらい。徹底した素振り、バッティング練習ですね」
―――チームは去年、フォアボールを500個近く選びましたが、岡田監督は阪神打線に対する他チームの攻め方が今年は全然違うという話もしていました。
「今年の他球団の攻め方というのは、3球をバッターに投げて1ボール2ストライクというカウントを作るような攻めのパターンでピッチングを組み立ててきますので、阪神のバッターが3球までで1回勝負しなきゃいけないんですよ。打ち損じをすることによって自分の首を絞めるんですね。3球目までの1球を仕留めるということが交流戦でも打線のポイントになると思いますので、ぜひ3球目までの勝負に注目してテレビを見ている方たちは阪神の野球を見ていただきたい」














