強打のソフトバンク打線に阪神投手陣がどんなピッチングをするか

 ―――その交流戦が5月28日に始まります。交流戦の戦い方について岡田監督からは『一発長打で大量点を取りにくるパ・リーグ相手に、足を絡めて対抗する』という話がありました。

 「パ・リーグはDHを採用していますから、バントをして1点を取って1点を守り切る野球のリズムじゃないんですよね。3点4点を取る野球をやるためには、バントは必要ないわけです。そのためのホームランに代わる阪神の武器は何かといえば、近本や中野の足ですよ、スピードですよね。それをフルに交流戦で生かして、3点4点を取りにいく野球。でもそのためには大山のバットが必要だろうと。そこに戻るんですよね」

 ―――阪神は交流戦でDHをどうするでしょうか?

 「監督にも『DHどうしますか?』と言ったら、『いないんよね』と、考えていました。渡邉、糸原らで考えると思いますけど、難しいですよ、DHは」

 ―――交流戦で戦うパ・リーグ。今トップを独走しているのがソフトバンクです(2位と4.5ゲーム差・5月27日時点)。5番の近藤選手は打率.342で、現時点(5月27日時点)で首位打者です。

 「この打率のバッターが5番にいれば、4番で勝負しないわけはない。4番(山川選手)はホームラン王です。3番(柳田選手)と勝負しなきゃいけないんだよね。この打線に対して、セ・リーグ最強の投手陣を持っている阪神がソフトバンクに対してどういうピッチングをするか、どういうゲームをするかっていうのは、交流戦明けのリーグ戦に戻ったときに、いろんなポイントになると思いますよ。ソフトバンクとの試合は福岡でやりますので、DHが採用されます。これはちょっと注目したい」