「義理の父や母から受け継いだ財産を枯らしてはいけない」

4月。いよいよ種まきが始まりました。御年91歳、狩野さんの母、やよ子さんや近所の人も作業に加わり、ひとめぼれの種を機械で播いていきました。

狩野昌之さん:
「みんなに手伝ってもらい助かっている。今年はちょうど種まきとサクラ一緒」

妻・しろみさん:
「義理の父や母から受け継いだ財産なのでそれを枯らしてはいけないと思いお父さんと一緒に(棚田を守っている。あとは息子夫婦にバトンをつなげられたらいい」

妻・しろみさん

そして5月16日。いよいよ狩野さんの田んぼで田植えが行われました。狩野さんは棚田のおよそ3ヘクタールでコメを生産しています。

狩野昌之さん:
「天気がいいことを願ってこれから見守っていきたい。収穫まで順調に行けばいい」