日本の原風景とも言える棚田がコメどころ宮城県栗原市にあります。代々、地域住民よって大切に守られ、今年も田植えが行われました。棚田で稲作に励む農家の姿を追いました。

コメどころ、栗原市若柳。その中山間地の蓬田(よもぎだ)地区に棚田が広がっています。広さは、およそ19ヘクタール。地元の農家23人が住民組織をつくり122枚の水田を守っています。去年12月には、国から指定棚田地域に認定されました。
棚田を守る狩野昌之さんです。トラクターで畔を整えていきます。コメづくりに励んで40年近くになる狩野さん。戦後まもなく、先代の父親たちが山を切り拓いて農地にしたといいます。

狩野昌之さん:
「小さい田んぼで段々になっているので(作業は)楽ではない。(父から)継いだ以上はやっていかないといけないという気持ちで続けている。守っていくしかない」