目指すのは患者を断らない病院「必要としてくれるなら…」

 医師になってからは富山県の病院などで循環器内科医として勤務。2018年に大阪へ戻り、実家のクリニックを父の滋さんと共同運営することになりました。2020年に滋さんが亡くなり院長を継いでからは、「患者を断らない病院」を目指しています。
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 (水野宅郎さん)「非行少年だった時は、むしろ地域や町でほとんど必要とされていなかった存在なんですね。なんなら煙たがられていた感じなんですけど。昔必要とされていなかった人間が、ちょっと最近必要とされるようになったので、いくらでも、必要としてくれるなら全て応えていきたいなと」
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 必要とされるなら何でもやる。新型コロナウイルス感染が広がった当初、ほとんどのクリニックがコロナ患者の診療を行いませんでしたが、すぐに発熱外来を開き、クラスター施設への往診もしました。これまでにクリニック全体で診たコロナ陽性者はのべ8000人以上にも上ります。