過去に「宗教団体から勧誘を受け」教団の取材始める

―――鈴木エイトさんがこの取材の始めたきっかけは20年前に宗教団体が『街頭偽装勧誘』(手相・意識調査)をしているところを目撃したことがきっかけでカルト問題に興味を持たれたということです。これに関して、どういうところに興味を持たれたのですか?
「勧誘員たちは悪意を持って人をだましているわけではなくて、『素晴らしい教えがある』と、そこに導くために善意で人をだましているという、そういう構造に興味を持ちまして。信者たちもどんなメンタリティでやっているのか。自分の意思で一緒に動いているようなのですが、実はその教団に操られているとか、マインドコントロールを受けてやっているという、そういう“カルト問題特有の構造”に興味を惹かれました」
―――どういうところに行って、どんな取材をされているのですか?
「基本的には政治家が教団のイベントに出たりとか、そういう会場に行ってどんな政治家が参加しているのかを探ったりだとか。あとは実際にそういった政治家に直接取材をするとかですね。そういうことはここ近年、ここ10年くらいやっていますね」