旧統一教会と政治家の関係…過去に80人参加する議連も


―――そして政治との繋がりです。自民党の下村博文元文部科学大臣が、8月4日に「今となったら責任を感じます」と話しました。これは旧統一教会の名称変更を巡り、この変更が行われたときの文部科学大臣が下村氏でした。1997年から文化庁は名称変更を門前払いしてきました。ところが2015年、下村氏が文部科学大臣のときに名称変更を認証、「世界平和統一家庭連合」と名称が改まりました。文化庁が開示した資料には、名称変更の理由は黒塗りになっていて、実際にどうしてこれが認証されたのかがわからないということです。

「もし仮に下村さんが関わっていたとしたら、大したことではないなと思っていた節はありますね。実際にこの数年前から文教族、いろいろな国会議員や文科省に関わる人にアプローチをしていた形跡があるんです。なので、多角的にいろんな国会議員を通して働きかけをしてきたと思います」
―――そして、自民党の茂木幹事長は『個々人の活動についてはそれぞれの議員が適切に説明を行っていくべき』だと。『自民党としては関与してません、それぞれ個人ですよ』と。エイトさんは『個々の責任にして幕引きを図るなら、また同じ事件が起きる可能性がある』と指摘していますが?
「はい。実際にですね、茂木さんがこうおっしゃっているんですけれども、今年6月の段階で80人の国会議員が集う議連が行われました。旧統一教会、世界平和統一家庭連合の関連だったのですが、80人も参加する議連・議員会議が行われていて、それで組織性がないんですかという。その認識はどうなのかなという疑問は思いますね」

(2022年8月5日放送 MBSテレビ『よんチャンTV』より)