梅雨前線の活動が活発に 梅雨の降水量は西日本を中心に多くなりそう

 また、降水量は、6月は既に梅雨入りした沖縄・奄美をはじめ、西日本の太平洋側で平年並みか多い見込み、7月は日本海側も含めた西日本全域と、東日本の太平洋側で平年並みか多くなる見通しです。その他の地域と8月は全国的にほぼ平年並みでしょう。気温のところでも触れたように太平洋高気圧が平年よりも南で強まる分、その縁を回って雨雲のもとになる暖かく湿った空気が日本列島へと流れ込みやすくなるのが理由です。梅雨入り早々、沖縄の宮古島(鏡原:宮古空港)では1時間に100.0㎜の猛烈な雨を観測し、大雨シーズンの幕が上がったのを告げるかのようでした。最近は特に7月の梅雨末期に、全国のあちらこちらで災害に繋がるような大雨が相次いでいます。今年の梅雨も、梅雨前線の活動が活発となる時期がありそうで、大雨災害に油断ができないシーズンとなりそうです。