こうした中、マイナースポーツの壁となっているのが資金面の課題です。

高校時代からハンドボールを続け、現在は高校生を中心にハンドボールの指導を行っている長岡市ハンドボール協会の丸山泰佳さんは体育館の確保など「何をするにもお金が必要…」と話します。

長岡市ハンドボール協会では、毎年9月に新潟県内の高校生や大学生、社会人が参加する大会を運営していますが、体育館使用料30万円や空調代5万円のほか、ボールやラインテープ代として15万円などが必要だということです。

これまでは企業の協賛で成り立ってきましたが、一企業に負担がかかる不安定な運営状況を変えようと、クラウドファンディングで資金を集めることにしました。

【長岡市ハンドボール協会 丸山泰佳さん】
「迫力があってダイナミックなところが一番の魅力かなと思っていますので、そういったところを皆さんに知ってもらいたい」

そしてもう一つ、丸山さんが9年前から取り組んでいるのが、子ども向けのハンドボール教室の開催です。
ハンドボールを広めたいと丸山さんら有志が、ボランティアで指導しています。

【長岡市ハンドボール協会 丸山泰佳さん】
「新潟県のハンドボールが、とても弱くて力がまだないので、そこを向上させていけるように…。土台作りということで、ジュニアのハンドボールをはじめました」