能登半島地震で津波を観測した新潟県上越市で、地震のあとで初めてとなる津波を想定した避難訓練が、5月19日に行われました。
上越市で震度6強の地震が発生し「大津波警報」が発表された想定で行われ、住民およそ160人が参加しました。
元日の能登半島地震では、港町でも津波が町のそばを流れる関川を遡上し、住宅に床上浸水などの被害が出ました。
訓練で住民は、自宅から一番近い避難ビルに到着するまで何分かかったかを記録し避難ルートを再確認しました。

【参加者】
「家からすぐそばなのでここに避難させて頂きました」
【上越市港町防災対策委員会 泉秀夫委員長】
「一番なのは全員が助かること。避難訓練の効果が出て、どんな方法であれ、どんなやり方であれ、全員が助かってくれることが一番」
港町では、訓練の結果をもとに避難方法を改めて検討したいとしています。
