16日は、なぜ風が強かったのか?大山気象予報士の解説です。
5月としては最も強い最大瞬間風速を記録したところは、肝付町内之浦で26.2メートルなど、鹿児島県内の6か所です。
どうして強い風が吹いたのか、16日午前9時の雲の様子を見てみます。日本海には反時計回りに渦を巻く雲があります。こちらの雲は、上空に寒気を持った低気圧の雲です。発達しながら、日本海を北東に進みました。
低気圧と高気圧との間で気圧の傾きが大きくなり、県内は北から西寄りの風が強くなりました。
17日朝の予想天気図を見てみますと、低気圧は勢力を弱めながら北日本に進み、種子島屋久島地方付近に進んでくる高気圧に覆われます。
では風と雲の予想です。強い風のピークは過ぎて、17日は特に強い風の吹く所はなく、目立った雲も予想されていません。17日は晴れる所が多くなりそうです。