一方で、3月に断水が解消された穴水町ですが、いまだに給水所を利用している人もいます。山本真司さんは、今回の地震で準半壊と判定された築30年の住宅にひとりで暮らしています。給水所から水をくむのは2日に1回ほどだそうです。

穴水町に住む山本真司さん


山本真司さん(44)「Q.何リットル?これで40リットル。節約してるので割と余裕あります。余った分はふろ場にためて、トイレや掃除、洗濯に使っている」「Q.その生活が4か月…?いつもそんな感じなんで、もう慣れました」

山本さんの自宅は敷地内にある配管から水が漏れています。穴水町の断水が解消されたとはいっても、自宅に水を引き込むには自力で対処する必要があります。地震から4か月半が経った今も水道が出ない生活を続けています。

山本真司さん「手動の洗濯機。停電はなかった。ただ水だけ出なくて…だから洗濯機は脱水用。そこ(洗濯機)にためるよりこっちの方が水が少なくて済むので」「配管の途中で水が漏れてるみたい。普通なら音聴とかで、どこの箇所が漏れてるかわかるんですけど、ここけっこう車通り多いので、音聴がきかないと言われまして…」

山本さんは、修理を依頼しているものの業者の手が回らない状態が続いていて、1か月ほど待っているということです。