客が従業員に対し、理不尽な要求をする「カスタマーハラスメント」。
13日、自民党は“カスハラ対策”の強化を盛り込んだ提言案をとりまとめました。企業や自治体で強化が進む“カスハラ対策”についてお伝えします。

“カスハラ”従業員の保護強化へ 自民党が提言案

良原安美キャスター:
カスタマーハラスメント=“カスハラ”は顧客などからの暴言・暴行、不当な要求などをさす、著しい迷惑行為のことです。

UAゼンセンの調べ(組合員約3万3000人に調査)によると、直近2年間でカスハラ被害に遭った人は、46.8%でした。

宋さんは、こういった経験はありますか?

産婦人科医 宋美玄さん:
医療機関は結構多いと思います。特にコロナ禍では酷かったと聞いていて、診察室では普通の態度の人が、受付スタッフや看護スタッフには暴言を吐くなどということもあったみたいです。ほとんどの方は問題ないですが、100人に1人でもそういう方がいると現場はダメージを受けますね。

良原キャスター:
こうした現状を受け、自民党は“カスハラ”をめぐり労働者の保護を強化する提言案を週内にも、岸田総理に手渡す予定です。