■「来年こそは参加したい」“強化宣言”で祭りの中止も

一方で、苦渋の決断をした夏まつりもあります。
Nスタ
「きょう(5日)から開催される予定だった八王子まつりなんですが、こちらのポスターを見てみますと上から中止の紙が貼られています」
8月5日~8月7日まで開催予定だった東京の「八王子まつり」。
開催されれば3年ぶりでしたが、“感染拡大で医療がひっ迫しつつある”ことから、先月下旬、中止を決断しました。
八王子市民
「子どもたちがお祭りを経験していないので、なくなっちゃってすごく残念です」
八王子市民
「感染が爆発したいまの時期は(中止は)致し方ないかと」


「八王子まつり」は、19台の山車の巡行が大きな見どころ。地元の芸者さんたちも、山車に乗って演奏しながら街を巡る予定でした。
八王子芸妓組合 副組合長 若葉さん
「にわか山車です。5人か6人で座って太鼓を置いたり、三味線を演奏して練り歩きます」
山車以外でも、踊りや演奏を披露するはずだった晴れ舞台。「来年こそは」と思いを馳せます。
八王子芸妓組合 副組合長 若葉さん
「(まつりが)初めての新人さんもいるんですよ。八王子まつりを知らない子もいますので、経験させたかったです。来年こそはぜひ、来年こそは参加させたいです」

また、8月6~8月7日の日程で3年ぶりに開催予定だった、宇都宮市の「ふるさと宮まつり」も、開催3日前に急きょ中止が決定。
感染拡大が続いていることに加え、栃木県が「BA.5対策強化宣言」を発表する見込みであることが分かり、決断しました。
そして4日、県は“強化宣言”を出すと発表。
栃木県 福田富一知事
「イベントを開催する場合には、基本的な感染防止対策の徹底や、体調不良時には参加しない、させない」
5日、東京都はあらたに3万7767人の感染を発表。小池知事は…。

東京都 小池百合子知事
「ふるさとに帰省される方も多いと存じます。ご自身に加えて大切な人も守る行動をぜひ実践していただきたいと思います」
全国の新規感染者は、5日も20万人を超えています。感染のピークが分からないまま、来週後半からはお盆休みの期間に入ります。