3年ぶりに盆踊りを開催した東京・築地本願寺。別の祭りでは中止を決定したところもあります。新型コロナの急拡大による「お盆の恒例行事」への影響を取材しました。

■「涙が出る思い」 3年ぶりに盆踊り復活!


東京都心にも、夏の風物詩が戻ってきました。

Nスタ
「午後7時になり、盆踊り大会が始まりました。皆さん、マスクをつけて楽しんでいます」

8月3日~8月6日まで開催されている、「築地本願寺 納涼盆踊り大会」
新型コロナの影響で中止が続き、今年は3年ぶりの開催となります。


参加した人
「浴衣も3年ぶりです」
「中止中止で今年やっと来られたんですよ、若返ります」

会場では、築地場外のグルメなども楽しめるこの盆踊り。開催にあたっては、様々な感染対策がとられています。

入り口では、検温や消毒を徹底。コロナ前は、1日2万人が来場していましたが、今年は事前申込制にした上で、1日2700人の入場制限を設けました。

中には、否定的な意見もあったといいます。


築地本願寺 東森尚人副宗務長
「『お寺が人数制限していいのか』とかですね、飲み物とかも『出していいのか』とか色んなご意見がありましたけども、最終的には(関係者から)『やろうよ』とおっしゃっていただいたときはですね、もう涙が出る思いをいたしました」

来場できなかった人向けには、Youtubeで会場の様子を配信。様々な工夫を重ね、築地の盆踊り大会は再開されました。


東北三大まつりのひとつ「仙台七夕まつり」も8月6日~8月8日の日程で開催されます。通常規模での開催は、こちらも3年ぶりです。

感染対策として、七夕飾りは人の手に触れないように以前より高い地上2メートル以上に設置し、食べ歩きも禁止となります。

商店街の人
「3年ぶりですので感慨もひとしお」
商店街の人
「飾りを見て、たくさん思い出をつくってもらえたらいいなと」


七夕の願い事は、「コロナの絶滅」