この先“高級品”に?中国では「独自ラテ」話題に

2023年12月、世界のコーヒーチェーン店の店舗数は中国が1位となりました。(米CNNによると)

1位 中国 4万9691店舗
2位 アメリカ

そんな中、こんなカフェも出てきているようです。

何に入ってるかといいますと…ピーマンです。
上海のコーヒーショップで、2023年12月頃から提供されていて中身はエスプレッソラテアートということです。

斎藤さん:
ピーマンと一緒に食べる?何でこうしたんだろうね?

日比キャスター:
ただ、映像としては映える、話題性があるということなんですかね。
一応かじって食べるというケースもあるようですが…

斎藤さん:
エコですもんね。

日比キャスター:
Nスタでも紹介しましたが「豚の角煮ラテ」。これはスターバックスから出されたもので様々なコーヒーの人気も高まっているという状況ですが…

吉田さんは「コーヒー豆には長期的な異常気象、中国をはじめ『嗜好品』をのぞむ人が世界的に増加していて、この2点からコーヒー豆の価格は下がりにくい状況が続くと予想される」としています。

日本でもコーヒー豆を生産しようとしている民間の団体の方が出てきたりしていますから、環境の変化にどう適用していくか、というのはこれからも本当に課題になりそうですね。

斎藤さん:
品種改良であるとか、日本で新しくやっていくとか試みは今後出てくると思います。しかし、今年の気温を見ても、そういう対応ができないようなスピードで気候変動自体が進んでいってしまうということになれば、私達が今、気軽に飲んでいる朝のコーヒーも手が届かなくなると考えると、悲しいですけれども。

南波キャスター:
気軽なものだというイメージだからこそ、販売価格に転嫁できないカフェの倒産も今、国内増えているということですから、このあたりも一つ問題になってきそうですよね。

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<プロフィール>
斎藤幸平さん
東京大学准教授
専門が経済思想・社会思想
著著『人新世の「資本論」』50万部突破