煮干しの未来に危機感

【住】県外の方から学ぶことも多いでしょうね。
【平】今回のサミットに参加した香川県伊吹島の漁業者に参加した理由と、伊吹島での煮干し業界をめぐる現状について、聞きました。

伊吹大網組合(香川県)真鍋和弘総代:
「人手不足でちょっと困ってます。若手も来るんですけど、育っていかないというか季節雇用(6~9月)なんで。今の現状を変えないといけないのは分かってるんですけど、なかなか行動に移せないというか、実際何をしたらいいか分からないというところがあって」
長崎の漁業者からの“猛アピール”を受け、全国煮干しサミットへの参加を決めました。
真鍋さん:
「漁業者や加工業者ら色んな人と交流をしたかったので参加することにしました。このまま何もせずに島の中でいても次に進めないじゃないですか。これからのことを考えたら、そういうことは続けていなかいかんのちゃうかなとは思いますね」
【住】煮干しをめぐる課題は、全国共通のものも多いんですね。
【平】その課題を共有し、解決に繋げられないかと、雲仙市の巻き網漁業の会社社長が、全国サミット開催に踏み切りました。その社長の持続可能な漁業に向けての取り組みについても取材しました。