気象庁が22日午前に発表した情報によると、日本の南岸に前線が長期間停滞し、熱帯低気圧からの暖かく湿った空気が流れ込んでいる影響で、南西諸島では「猛烈な雨」が解析されるなど、大気の状態が非常に不安定になっています 。
22日:南西諸島で大雨・高波に厳重警戒
現在、台湾付近から日本の東へのびる前線が「ほとんど停滞」しています 。この影響で、南西諸島では大雨が続いており、これまでの雨で地盤が緩んでいる所があります 。
雨の予想 (22日朝6時~23日朝6時)
九州南部:180ミリ
奄美・沖縄地方:150ミリ
南西諸島: 22日は土砂災害に厳重警戒。24日(金)にかけて土砂災害や浸水、河川増水に注意・警戒が必要です 。
伊豆諸島: 23日(木)にかけて土砂災害や浸水、河川増水に注意・警戒が必要です 。
予想波高 (23日まで)
沖縄で6メートル(大しけ)、伊豆諸島・九州南部で5メートル(大しけ)、奄美で4メートル(しけ) 。
前線と大陸の高気圧との間で気圧の差が大きくなっており、うねりを伴った非常に高い波が予想されています 。
26日(日)頃は関東でも雨 伊豆諸島は警報級の大雨のおそれ
週間予報によると、この前線は週末にかけても日本の南岸に停滞する見込みです 。
26日(日)頃は、前線や低気圧の影響で、関東を含む東日本太平洋側や西日本でも雨が降る予想となっています 。 なかでも伊豆諸島では大雨となり、警報級の大雨となるおそれがあるため、特に警戒が必要です 。