長崎のほか産地4県が参加 全国初開催「煮干しサミット」

そこで「煮干しの魅力」を知ってもらおうと、2024年4月、雲仙市で全国初の「煮干しサミット」が開かれました。

煮干し文化を次の世代に繋げようと、初めて開かれた「全国煮干しサミット」会場には、全国トップクラスの生産量を誇る長崎県の煮干しのほか、千葉・香川など様々な産地の煮干しが並びました。

煮干しイヤリングに、煮干しヘアクリップ、煮干しTシャツなどのグッズも販売され、長崎県の内外から約1万人が訪れました。

長蛇の列ができたのは煮干しラーメン店です。橘湾産を含む全国20種類以上の煮干しをブレンドして作った濃厚なスープが特徴です。

客:

「風味が本当に珍しいなと思って」

「煮干しの味がやっぱ凄いっすね。めっちゃうまいです」

全国の煮干し生産量の減少などを受け「煮干し文化」を守ろうと、各地の漁業者・加工業者らが立ち上がりました。

全国煮干しサミットin雲仙大会 竹下千代太 実行委員会委員長:
「色んな食べ方があるので、ぜひ煮干しをいっぱい味わってもらいたい」

全国煮干しサミットin雲仙大会 井上幸宜会長:
「これがいい起爆剤になって広がっていくんじゃないかなっていうことで」

実行委員会では、今後、全国各地での煮干しサミット開催を目指すとしています。

【平】今回は、千葉、香川、熊本、佐賀の煮干し漁業者や加工業者が参加しました。しかし、まだ呼びかけていない県もあるそうです。次のサミットではより多くの煮干し産地に参加を呼び掛けたいということです。