また、新沼さんは今年2月に能登半島地震で甚大な被害を受けた石川県輪島市を訪問しました。被災を経験した大船渡の人間として伝えたいことがあったからです。


(新沼滉さん)
「住民のみなさんはやっぱり希望を見出せていない状況というのが正直な感想でした。いろんな支援が全国から気持ちが届いてそれがどんどん形になって10年後こういう形になるんだってところを伝えたいですね」
新沼さんは「復興したまち」という希望の姿を発信することも大船渡の役割のひとつだと考えています。

(新沼滉さん)
「若い世代が地元を盛り上げる活動に関わるきっかけっていうのがなかなかないと思ったので自分事として参加しやすい機会を作ろうと考えました」
復興したまちを若い世代が盛り上げていくための第一歩が今回のイベントです。

(大船渡出身仙台在住)
「いろんな魅力って外に出てから気づくことがすごく多かったので。会社の同期が関東とか首都圏のあんまりこっちに馴染みのない子が多いのでいっぱい連れて来ていろいろな魅力をちゃんと自分が伝えていかなきゃいけないなと。あまり大きいことはできないけど」

(大船渡在住)
「私は消防職員なので何かやりたいことって言われるとやはり防災関係を元に例えば救助だったりそういう面を含めたイベントをこの大船渡市発信でやれたらいいなっていうのがひとつ思いがあります」
2時間ほどの交流を通して大船渡の魅力発信や防災に関するイベントなどいろいろなアイデアが出てきました。

(新沼滉さん)
「まず第一歩ですね。これに関わる人を少しずつ増やしていって、これに関わるアクションを少しずつ増やしていければいいのかなと思いますね」
その先にある大船渡の未来を新沼さんは次のように語ります。
(新沼滉さん)
「住んでいる人がが希望を持って明るい未来を描けるような。そういうふ
うに生き生きとした人が増えるような大船渡になればいいなと思いますね」

若者たちが踏み出した第一歩は「希望のある大船渡」を目指して進み続けます。