どうすることもできない、ただ祈るしか…
一方、こちらは射水市にある観光客に人気の「れすとらん きっときと亭」です。

白エビの在庫数に限りがあるため団体客向けのメニューで白エビを使用していない料理を提供するなど対応に苦慮しています。さらに…

佐藤優里アナウンサー:「こちらにあるメニュー表の3分の1があさってから再開する白エビ漁の仕入れ値によって、販売が停止されるということです」

白エビお刺身丼は現在2500円で提供していますが、仕入れ値によっては2倍となる5000円で提供せざるを得なくなるため、こうしたシロエビを使ったメニューそのものを取りやめるというのです。
男性客:「2倍(の料金)だったらちょっと頼まないかもしれないですね」
女性客:「そこまで高くなるのが予想されているなら今のうち食べておこうかなみたいな、にはなるかもしれないですね」


富山県水産研究所によりますと新湊漁港の先月20日までの水揚げ量は(速報値で)3.3トンと例年の1割程度にまで落ち込みました。

シロエビ不足に苦心してきた料理長の宮正一さん。あさってからの漁再開に期待を寄せています。
新湊きっときと亭 料理長 宮正一さん:「私たちの力ではどうすることもできないのでただ祈るしかないんです」「とにかく白エビが豊漁になって、値段が落ち着いてお客様に喜んでいただけるような値段で提供できるようになるようにほんとに心から祈っています」

新湊きっときと市場は地震で液状化の被害を受けていて、3月末にようやく営業を再開したばかりでした。
4月に入り白エビ漁も不漁となりダメージを受けているそうです。豊漁を願いたいですね。
