あの人五月病かも…どう対応? 

【五月病かも?と感じた場合の対処法】
ウォーキングなどの軽い運動
うつ気味で出にくくなった「セロトニン」が出やすくなる
夜のスマホを控えるなど眠れる環境作り
趣味などの話でOKなので誰かと話す

井上キャスター:
日本ではカウンセラーに相談という文化がまだ根付いていないように感じますが、いかがでしょうか。

寺嶋毅 医師:
カウンセラーや精神神経科の受診は、「本格的な病気になってしまったのではないか」と感じてしまう方もいるかもしれません。まずは周囲とコミュニケーションをとってみましょう。

友人、家族、周囲の人と、趣味の話など何気ない話題を話してみてください。話すことによって気分が紛れますし、そこに解決策がなくても、話しているうちに自分自身で考えがまとまることもあります。

南波キャスター:
周りの人が五月病かもという状況もあると思います。寺嶋先生によりますと、▼遅刻が増えた、▼口数が減った、▼ぼーっとしていることが増えたという方が周りにいた場合は、「最近どう?」「慣れてきた?」など、何気ない会話をして、相談されるのを待つといいのではないかということです。

ホランキャスター:
この時期は心のハードルを下げておくのも非常に重要だと思います。例えば4月は頑張っていたけれど、ちょっと体調がすぐれないなというときは、「起きられただけで100点」と思うようにするなど、甘めの設定にするのがとても大事な気がします。

元競泳日本代表 松田丈志さん:
常に100点を取ろうとすると、苦しくなってしまいますよね。私も練習に行きたくない日がありました。そんな日はもうプールに行っただけでOKくらいの気持ちでやっていました。皆さんも軽い気持ちで日々を過ごしてもらうといいかなと思います。

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<プロフィール>
寺嶋毅さん
東京歯科大学市川総合病院総合内科専門医
感染症からスポーツ医学まで幅広く対応

松田丈志さん
元競泳日本代表 五輪4大会出場 4個のメダル獲得
JOC理事 宮崎県出身 3児の父