岡山発の一番列車で配られた写真は...新幹線と「あの建造物」

この日の一番列車には、【画像④】のRSK山陽放送の片山健キャスター(山陽TVイブニングニュース初代キャスターで、JNNベイルート支局の初代支局長)が乗り込み、初めて「新幹線の鉄路で繋がった東京」を訪れていました。
その一番列車の車内で、アテンダントの女性から配られていた「記念カード」のようなもの(【画像⑤】)が、当時のニュース映像に映し出されていました。何のカードだと思いますか?

そのカードのアップを見てみると、【画像⑥】のような「新幹線と姫路城」!そうか、新大阪~岡山開業なので、これまでになかった新幹線とのコラボ風景、という訳なのですね。片山キャスターもなんだか嬉しそうに受け取っていました。

すると、車窓に見えてきたのは1972年当時の「姫路城」(【画像⑦】)です。
実は筆者自身も、新幹線の二人掛けの窓側「E席」に座れた時は、必ずこの「姫路城」と「富士山」を見るようにしています、というか思わず見てしまいます。今はと言うと、姫路城は当時とは様相が異なり高層ビルに囲まれて、姫路を通過するのぞみ号に乗車した際には一瞬しか見えなくなってしまっています。

ちなみに富士山も、この時ちゃんとカメラマンが撮影していました。【画像⑧】のような感じで、今も昔も、雄大な富士山を邪魔する建物はありません。車窓の富士山を写真に思わず撮ってしまうのは、今も昔も変わらぬ光景だと思われます。
