桐蔭学園・申驥世キャプテン「全員で考えて、一体となったラグビーができた」

続いて登場した桐蔭学園(神奈川)は、御所実(奈良)と対戦。こちらも外国勢に連勝したチーム同士が激突しました。大型FWを擁して、接点での圧力と鍛え上げてきた伝統のモール攻撃が武器の御所実が、前年度の全国高校ラグビー大会王者を相手に先にペースをつかみます。前半8分、得意のモールを押し込んで桐蔭学園のゴールラインに迫ると、密集サイドをついてFL佐藤淳平選手がトライ。ゴールも決めて7点をリードします。
一方、一人一人のラグビーへの理解力とスキルレベルの高さが持ち味の桐蔭学園が、すぐさま反撃します。12分、御所実の反則で相手陣内に攻め込むと、ラインアウトから素早くボールを動かし、最後はWTB石崎悠生選手が左隅にトライ。難しい角度のゴールをSH後藤快斗選手が決めて、7対7の同点に追いつきます。
その後は一進一退、両者譲らない展開の中から、スコアしたのは桐蔭学園でした。19分、今度は、御所実のパスの乱れをつくと、ターンオーバーからの一気の仕掛けでWTB草薙拓海選手がトライ。チームとしてボールを奪った後、常に早く仕掛ける意識が徹底している桐蔭学園は、狙いどおりのトライで12対7と逆転して、前半を終了します。














