新潟市北区にある『なかまちBase』では、例えば「身体的フレイル」予防のためのトレーニングを教えるなどの取り組みを行っています。
「高齢者の話ですと、徐々に下半身の筋肉が衰えてきてしまって、今まで歩けていたのに歩けなくなっていく問題がありますので、上半身よりも下半身を重点的に、トレーニングをやって頂いています」
また、「社会的フレイル」を予防する仕掛けが“本棚”にありました。

「皆さんの好きなものを通じて、交流の輪を広げていくのが狙いの一つです。一つひとつの本棚を街の人が借りて、その方が私物を持ち寄って頂いて展示している」
新潟市北区では、生活習慣病を予防するための特定健診の受診率が28.4%と、市内8つの区の中で最も低くなっていますが、『なかまちBase』では健康促進に関するイベントも定期的に開催するなど、地域の健康課題についても住民に寄り添いながら取り組んでいきたいとしています。

【街のチーム医療ぱれいど 小林利道代表】
「厳密に言うと医師ではないので、ここでは診断はできません。しかし、日常の生活の中で困っていることや気になることであれば、私たちに相談にして頂ければ、私たちが地域に集まって生活の中で皆さんに寄り添うことを形にしていきたい」