少子化・人材不足の切り札に?国際人材を早期育成 “日本型”教育 その未来は…

姫路女学院高校 摺河祐彦 校長
「日本の文化もしっかりと身につけ、そして将来は日本の社会で働き、貢献していただけるような人材の育成できれば」
学校は地元の姫路市と人材育成で連携する協定を結びました。ゆくゆくは地域の企業などを巻き込み、卒業生の就職まで支援する計画です。
背景にあるのは、少子化に伴う人材不足です。

兵庫・姫路市 清元秀泰 市長
「単なる単純労働者を入れるのではなく、日本という国を愛して向学心に燃えている若者を受け入れる社会を作ることも大事なのではないか」
アレタさんもチェルシーさんも日本語は勉強中です。姫路女学院は特別なカリキュラムを組んで、日本の文化や日常会話も教えます。一方、数学などは他の生徒と机を並べて授業を受けます。

インドネシアの学校とはさまざまな違いがありますが、生徒自身による掃除などは日本ならでは。集団生活の規律も学んでいきます。

この日の学級当番はアレタさん。新しい友達に助けてもらって学級日誌を記します。日誌と教室の鍵を先生に返すまでがお仕事ですが、日本語で先生に報告もします。
日本で育まれる若い芽がこの先どう根付いていくか、息の長い支援が求められそうです。