『法制度が整っていないからやむを得なく存在を許されている』

「13年間で100人以上に精子を提供してきた」という30代の男性が取材に応じた。
(100人以上に精子提供したという西園寺優氏(仮名))
「(Q妊娠や出産につながったケースは?)ちょっと数字がブレるんですけど、だいたい55~75くらいの間ですね。確実に全員が連絡をくれる訳ではないので。実感はあまりないですよ、皆を抱っこした訳じゃないので。『まぁいるんだな』という感じですね。(Q感覚が麻痺しているような感じはない?)麻痺というか慣れていった感じはしますね。仮に1000人子どもがいたらやめると思うんですよ。自分的なラインにまだ到達していないなという」
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自らの存在意義についてはこう話した。
(100人以上に精子提供したという西園寺優氏(仮名))
「私たちみたいな個人ドナーは積極的に容認されているとかでは決してなくて。今は法制度が整っていなくて公的な機関とかもサポートしきれない。だからやむを得なく存在を許されているみたいなものだと思っています」
危うい遺伝子取引をこのままにしておいていいのか。重い課題が突き付けられている。
(2022年8月3日放送 MBSテレビ「よんチャンTV」内『特命取材班スクープ』より)














