国内に侵入した場合に備えた対策が、犬への予防注射です。

(飼い主)
「日本はすごいなと思って、海外は狂犬病がまん延しているが、やっぱり怖い病気のひとつではあるから」

「もし(犬が)離れて、なにかあったときが心配なので」

国は、毎年4月から6月をワクチン接種の強化月間としています。県内すべての自治体で行っている集団での接種のほかに、指定の動物病院でも受けられます。

鹿児島市の場合、市中心部は動物病院で、動物病院の少ない喜入などの旧5町は、獣医らが公民館などをまわり接種しています。

費用は、自治体や病院によって異なりますが、3000円から4000円ほど。飼い犬にワクチンを受けさせていない場合は、20万円以下の罰金の対象です。

毎年、飼い主には住んでいる各自治体から接種の案内がありますが、引っ越しなどをした時には犬の登録変更も必要です。

(県生活衛生課 迫田豊秋課長)「新たな所在地の市町村に届け出を出す、狂犬病の規定でもある。詳細を市町村の担当部署に確認すること」

いつ日本に侵入してくるかわからない狂犬病ウイルス。大切な飼い犬、大切な人の命を守るためにも、年に1度の予防接種が大切です。