(県生活衛生課 迫田豊秋課長)「令和4年度(接種率)は全国でいうと70.9%、鹿児島県でいうと74%となっている」

県によると、県内の狂犬病ワクチンの接種率は過去10年間、7割程度にとどまっています。全国平均よりはやや高いですが、おととしは、県内に登録されている犬の3割、およそ1万8000匹がワクチンを受けていません。
接種率が伸び悩む背景の1つが…。
(県生活衛生課 迫田豊秋課長)「日本での人の感染は、1956年以降はない」
日本国内で犬などにかまれ、発症したケースはおよそ70年、確認されていないからです。
一方で、隣の韓国や中国など世界のほとんどの地域では、今も発生。2016年には旅行先のフィリピンで犬にかまれた日本人男性2人が、帰国後、狂犬病を発症し、亡くなりました。

(県生活衛生課 迫田豊秋課長)「世界では年間5万人以上が狂犬病で亡くなっている。海外との交流が大変盛んな状況なので、いつ日本に狂犬病が侵入してきてもおかしくない」














