当時16歳の投稿がきっかけで全面禁止へ

井上キャスター:
台湾で取り組みが加速した背景についてです。

台湾で2015年から導入された「Join」という市民が法律を提案できる仕組みがあります。

投稿から60日以内に5000人が賛同すると、行政の関連部門は2か月以内に回答しなければいけないそうです。

それで今回、行政側が回答したということで、2030年までに使い捨てプラスチック製品を全面禁止にするという動きにつながったそうです。

その最初の取り組みを行ったのが女子高校生です。2017年に、王宣茹さん(当時16歳・高校1年生)は、「使い捨てプラスチック製品を段階的に禁止すべき」と「Join」に投稿しました。

そこから広がっていき、台湾では2030年までに、使い捨てプラスチック製品を全面禁止にするところまで打って出ました。このような先進的な取り組みを台湾が行っています。

ホランキャスター:
しっかりと人々の言葉に耳を傾けようという、このシステムはすごいですね。

元競泳日本代表 松田丈志さん:
市民が政治に積極的に参加しているのは、やはりうらやましいと思います。

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松田丈志さん
元競泳日本代表 五輪4大会出場 4個のメダル獲得
JOC理事 宮崎県出身 3児の父