受粉作業は人の手で…養分がばらけないよう「必要最小限だけつける」

(大石アンカーマン)
「何やら機械を使って、そして、煙のようなものを吹きかけておりますが…」

今は花の受粉作業の真っ最中。これがないと実がつきません。

(猪飼さんの父 孝志さん)
「ここの部分の中に花粉と増量剤が混ざって入っている」

大石アンカーマンが手のひらに出してみると…

(猪飼さんの父 孝志さん)
「こういう状態になりますので」

(大石アンカーマン)
「真っ赤に染まりましたね。これ触ってみるとサラサラですね」

(猪飼さんの父 孝志さん)
「梨の花粉はベタベタなので、サラサラの粉で増量していっしょに飛ばす」

花粉がついたかどうかわかるように、赤い粉を混ぜ、めしべにつけていきます。

(大石アンカーマン)
「枝の中で、最終的に1個できればいいと」

(猪飼さんの父 孝志さん)
「だから余分につけないようにしていく。余分につけちゃうといっぱい実がなる。そうすると養分がばらけてしまう。必要最小限の数だけつける。それが一番効率の良いやり方」