古くから日本人になじみのある果物「梨」に、「かつてないピンチ」が訪れています。ことし、食べることができなくなってしまうかも? 一体現場で何が起きているのか、最前線を取材しました。
みずみずしい甘さで、好きな果物ランキングでも常に上位を占める梨。しかし、その梨が実は今ピンチに!

【愛知・安城市 4月2日】
(大石邦彦アンカーマン)
「こちらは、愛知県安城市にあります梨農園です。見てください。今、真っ白な花が咲いてますよね」


(大石アンカーマン)
「この棚、私の身長にぴったりなんですけど、こういうものなんですか」
(甘水園 猪飼幸宏さん)
「栽培している人の身長に合わせて棚の高さを作るので、僕と大石さん、同じぐらいの身長なので、ちょうどいい」

愛知県有数の梨の産地、安城市の梨農家、猪飼幸宏さん。

(甘水園 猪飼幸宏さん)
「『愛甘水』と『甘ひびき』という品種2種類の特許を、うちの父が交配させて作りまして。それがうちから出た梨」

ここが開発した品種「甘ひびき」はJAの通販では即完売。即売会では行列ができるほどの人気です。


この農園では、他にも「幸水」や「愛甘水」など、800本の梨の木で年間約30トンを出荷しています。














